追悼
1990年代前半、新人の私が月刊少年ジャンプで読切のラグビー漫画を描いていた頃のことです。
集英社の授賞式パーティーに招待されて、憧れの漫画家の先生方とお会いする
絶好の機会に恵まれたことがありました。当時の連載陣は言わずもがな、
中でも印象深かったのが本宮ひろ志先生、荒木飛呂彦先生、オーラが物凄かったことを
昨日のことのように覚えています。
とても幸せな時間を過ごしてほろ酔い気分になっていると、会場の空気が一変する
出来事が……なんと、鳥山明先生が半ばお忍びでパーティーにお越しになったのです。
あとで聞いた話によると先生は愛知在住でしかも当時、ドラゴンボール全盛で
多忙な時期なので、上京自体が大変稀有であったとのこと(あくまで当時の見聞です)。
声をお掛けする距離まで近づけたものの、感動のあまりただただ立ち尽くしていました。
あれから三十余年、日本の漫画界に偉大な足跡を残して鳥山先生は旅立たれました。
今はただ、心からご冥福をお祈りするばかりです。
« 心ない一言に涙することも | トップページ | 繁忙期、自分との戦い »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 繁忙期、自分との戦い(2024.03.20)
- 追悼(2024.03.08)
- 心ない一言に涙することも(2024.03.04)
- 2024年の出張授業in福岡(2024.03.03)
- 穏やかな時間(2023.12.26)
コメント