アナログとデジタルのバランス
筆者はデジタルを最大限に活用すると同時に、アナログでしか表現出来ない部分をとても大切にしています。
たとえば、漫画は昔ながらにシャーペン(クルトガがおすすめ)で下描きをとり、インクにペンを浸して135kgの上質紙に描写。そして消しゴムで下描きの線をきれいに消してスキャナで線画を取り込む。
実はこの一連の作業もデジタルの世界ではペンタブレットと漫画作成用ソフトウェアを使えば手間をかけずに楽々描画できる。しかし、微妙なゆらぎというか手描きのペンタッチを再現することは難しい。というか、Gペンに慣れちゃってるので今更ペンタブ~?ということなんでしょうなぁ。
デジタルにして人件費や画材などの経費を抑え、その分、資料書籍や取材費に充てることで作品にも説得力を加味することができた反面、すべてをデジタルに依存しては必ず行き詰まってしまうと思います。(これは漫画に限ったことではないけど…)
活用できる部分は大いに活用し、手作業とPCうまくバランスを保つことがこれからの創作活動に大切なことなのではないかと考えています。
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